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猛暑の夏、秋田犬ばんちゃんにシャンプー!

サマーカットできますか?

飼い主さまからお電話いただいたとき、まず、質問されました。
対象は、秋田犬ばんちゃん、11歳の男の子。
換毛がうまくできていないので、動物病院の先生に、下の毛をバリカンで空いてもらったほうがいいと勧められたそうです。
この暑さですから、納得。

ところが、ばんちゃん。
スリッカー(わんちゃん用のブラシの一種)でお腹まわりされるのが大の苦手。
飼い主さんがサロンに電話しても、秋田犬はNGと断られたそうです。
私も秋田犬のシャンプーはしたことがありますが、カットは初めて。
「とりあえず、できるかどうかわかりませんが、伺いますね」

で、先週、伺った時にご対面したのが、こちらのばんちゃん。

なんと、愛くるしい笑顔ではありませぬか!

おまけに人なつこい性格。
初対面の儀式も無事クリアして、すり寄ってくれました。
これならできるかも、と考え、車両内のサロンの準備を開始しました。

ドッグバスでバリカン開始!

通常の手順は、車内のトリミングテーブルに乗せて、爪切り→足裏バリカン→お尻バリカン→ブラッシング。
それからドッグバスに移動させて、シャンプー→ドライヤー→カットという流れです。
今回は、この通常の流れを大幅に変えて、お客様の1ばんの要望である「スッキリさせる」ことを最優先することにしました。
何しろ、トリミングには慣れていない秋田犬さんだし、私とは初対面のわんちゃん。
こういう時は、臨機応変に手順も、やり方も変えてしまいます。

まずは、場所。
トリミングテーブルではなく、ドッグバスの扉を開けて、そこでいきなりカットに入ることにしました。
バリカンを使っても、毛がもつれて刃が入らないので、いきなりシザーカット(泣)。
全体のボリュームを落としながら、ブラッシングで様子を見ることにしたのです。

ばんちゃんは、初めての車だし、何をするかわからないので、困惑気味。
おまけにこの日は38度の猛暑日。
午後の日差しが窓から入り、車内のエアコンのパワーダウン(泣)。
お水をあげながら、気分転換しながら、手早く体全体をザクザクカットしました。
問題のお腹まわりも毛玉やもつれをシザーでカットしつつ、ボリュームを落としました。

水風呂のはずが、お湯!

次にシャンプー。水風呂なら、気分アップかな?と思いましたが、車内のタンクで温まったお水はいい感じのぬるま湯。
顔まわりも洗わせてくれました。
皮脂の汚れもしっかり落としてスッキリ。

ドライヤーも温風でなく、クールモードで送風したのですが、これまた適温の風。
でも風は気持ちいいらしく、おとなしくブラッシングもさせてくれました。
すると大量の毛がブラシにかかってきまして。
ゴミ箱半分くらいの量を取ることができました。

ざっくり仕上げのサマーカット

頭から胸もカットしたので、全体として一回り小さく、スマートになったばんちゃん。
おまけに毛の白さが際立ち、とても喜んでいただけました。

追伸:
写真を撮った後、裏庭の土のところですぐにゴロンゴロンのばんちゃん。
白かったのは一瞬だったねー(泣)

ただいま、移動式ドッグサロンkumpoo shampooは、店舗の休業日である水曜日のみ伺っています。
ご予約が立て込んでいるため、少し先の日時でお待ちいただく場合もございます。
何卒ご了承くださいませ。