わんこ旅、公共交通機関での移動か?自動車か?

わんちゃんが体験しました

新幹線を使った犬旅レポート

愛犬との旅行。
皆さんは、どうやって「移動」していますか?

車での移動?
それとも、公共交通機関を使っての移動?

私自身の体験から、そのメリット、デメリットをお伝えできたらと思います。

遅い夏休みで、広島へ

猛暑、大雨、台風と、過酷だった2018年の夏。
9月に入り、ようやく、少し涼しくなりました。

さて、私は、このタイミングで、遅い夏休みを数日いただき、広島に帰省してまいりました。
7月、8月とご依頼が重なり、おかげさまで忙しく、毎日を過ごさせていただきました。
これから年末にかけても、ご予約が続きます。
そこで、合間をぬって、両親の顔を見に実家に帰ることにしたのです。

わんこ旅、悩みは移動手段

愛犬を連れての旅行は、大変です。
いつもは迷わず自家用車を選択していました。
さて、今回は、どうしよう?

荷物は多いし、長距離の移動は、途中で排尿や給水補給も考えなければなりません。
自由がきくのは車。
でも、今回は、あえて「新幹線」での移動にしました

きっかけは災害の多発

うちの飼い犬ダグは、7歳のトイプードルの男の子。
これが、狭いところが大嫌い。

ケージも嫌い。移動用のバッグも嫌い。クレートなんてとんでもない。
小さい頃から、慣れさせようといろいろ試しましたが、どれも失敗。
もてる凶暴性を最大限発揮し、破壊できるものを破壊する。
そんな様子を見て、私は早くに「あきらめていた」のです。
まだ犬のことがよくわかっていない時でした。

勉強し、仕事で多くのワンちゃんと接する機会を得た今は違います。
多少、嫌がっていても、トレーニング次第で慣れることを知りました。
何しろ、もし災害時、避難所で過ごすことになったら、「狭い場所」で過ごさなければならず。
ふだん自由だからと大声で泣き叫ぶような状態だと周りに迷惑をかけてしまう。
犬自身もストレスやひどい場合はパニックになってしまう。
ふだんから慣れさせておくことの必要性を痛感したのです。

だから、今回は、「新幹線」を選択し、キャリーバッグでの移動にトライしました。

狭いところは落ちつく

犬にとっては、広いところがいい。
遊ぶときはそうかもしれません。
でも寛いだり、休んだりするとき。実は狭くて暗いところが落ちつくという犬は少なくありません。

姿勢を変えられるサイズのキャリーバッグを用意し、その中にダグは入りました。
昔ほどの抵抗もなく、意外なほどすんなり。
中には、使い慣れたクッションを入れました。
メッシュ越しに表情を伺うと、怖がったり、嫌がったりという感じはなかったのでホッとしました。

「今日はなんだろう?」
どこかに一緒に行くのは察したようです。
初めての環境や、体験に、少しだけ戸惑っている感じでした。
置いていかれるわけではないことがわかり、そのことで少し安心だったのかもしれません。

自宅から駅までは15分ほど。タクシーを拾い、バッグごと膝の上に抱っこしました。
窓越しに外も見えるので、普段と変わらず落ち着いていました。

駅についてからも、時々、ガタゴト揺れたり、傾くときに中で動いているのはわかりました。
ツルツルした床をスムーズに転がしているときは、周囲を歩く旅行客の足元を下から興味深く見上げていました。
(これなら、大丈夫!)
そう確信しました。

広島までの運賃は280円!

窓口で切符を買うときに、犬連れであることを伝えました。
すると、駅員さんが犬の入っているバッグを確認し、手荷物用のチケットを用意してくれました。
値段は、一律280円なんだそうです。安い!
また、改札でも買えますし、改札が混み合っているときは、新幹線の中で車掌さんに言って購入する形でもいいのだそうです。

自分のチケットについては、どの席を選ぶかという点も大切ですね。
空いた車両なら良いのですが、混雑しているときに、犬が吠えたり、騒ぐと周りに迷惑をかけます。

個人的には、空いている時期なら、自由席にして犬の状態によって席を移動するのがいいと思います。
直前にチケットを買うのであれば、犬連れであることを伝え、指定席の埋まり具合を見てもらって、空いた席を希望するのが良いと思います。
何かあったときに車両の外に移動できるようドア付近を選ぶか、一番空いている車両中央部にするか、も経験ですね。
今回の旅は、周りが空いているドア付近の3人がけの通路側座席を依頼しました。

JR利用時の注意

ペット連れて電車を利用するときには、いくつか条件があるようです。
JRの条件は、縦、横、高さの三方の長さの合計が90cm以内で形状がしっかりしたクレート、ケージ状のバッグに入っていること
スリングや普通のバッグはNGだそうです。顔を出した状態で乗るのもNG。
私が持っているバッグは、少し大きサイズだったのですが、許容範囲だったのでしょうか?
特に指摘されることもなく、大丈夫でした。

車両内では、座席の上に単独で載せるのはダメです。
基本は座席の間に置くか、膝の上にバッグごと乗せるということになります。

案ずるよりは・・・

ようやく購入した指定席に移動し、座りました。
バッグの中で不思議な時間を過ごしたダグは、ここで「出してもらえる」と思ったようです。
くうん、くうんと鳴き始めました。

両足の間にバッグを置き、ファスナーを少しだけ開けて、そこから用意してきた新しいオモチャを入れました。
突然、大好きなボール、しかもおニューをもらえて、単純に喜ぶダグ。
キュッ、キュッとボールを口に入れている音が聞こえてきました。
そうこうするうちに新幹線が静かに動き出しました。
出発です。

途中で何度か、「そろそろ出して」というタイミングが来ると想像していたので、長持ちするおやつも用意していました。
お水は家を出る前に飲ませ、トイレも済ませています。涼しくなってきたので、なんとか2-3時間程度は我慢できそうです。
ところが、心配をよそに、遊びながら、10分も立たないうちにいびきをかいて寝始めました。
初めてのことで緊張していたせいか、寝ていなかったせいか、新幹線の揺れが心地よいのか。
京都から広島までは、2時間かからずの距離です。
到着するまで目覚めることもなく、騒ぐこともなく、バッグで過ごしてくれました。

広島到着後は、またガラガラと床を引っ張られながら、在来線に乗り換え最寄駅で下車。
どの駅でもエレベーターが完備されていて、ホームから改札への移動も、重さを感じることはなくスムーズでした。
高齢化対策なのでしょうね。

そこからタクシーで再び10数分。
やっと実家に到着しました。
やったー!!
京都の自宅を出てからちょうど3時間。

迎えに出てきた両親に荷物を預け、バッグからダグを出して、そのまま散歩へ。
小雨は降っていましたが、無理だと思っていたバッグでの移動成功を褒めてあげながら、トイレを済ませました。

車での移動と比較すると・・・

まず料金面での比較。
新幹線は、往復の旅費とタクシー代入れて、約2万円。
車は、高速代往復とガソリン代で約2.2万円。
一人で帰省するには高くつきますが、家族一緒ならもちろん割安ですね。

次に時間。
新幹線は、3時間。
車は、5-6時間が平均です。混雑時期で、9時間かかったこともありました。
圧倒的に新幹線が早かったです。
ただ、今回の旅行も、帰りは新幹線が車両確認で出発が1時間以上遅れたため、ホームで待ち、乗れた後も「新幹線の渋滞調整」で結局5時間くらいかかりました。

体への負担。
新幹線は、荷物を持っての移動のため、荷物を少なくするか、別送で宅配を利用することになります。
車は、荷物を持たずに済むため、大量に運べます。一方で長距離の運転は疲れますが。

SAの充実

うちの場合、これまで「車での帰省」にしていたのは、もう一つ理由があります。
それは、高速道路のサービスエリアの充実です。

立派なドッグランはあるし、犬同伴のカフェも。
人間にとっても、産地の美味しいお土産やごはんが魅力的になっています。
トイレも清潔で、広い。

会社員をしているときに、犬を連れて福井に出張していた時期があります。
その時も、各地のサービスエリアで大変お世話になりました。
あまりに施設が気にいって、出張や旅行でない時に、犬を連れて遊びに行ったサービスエリアもあります。
車での移動の方が、楽しくなっていました。

まとめ

結局、どちらの方法も、当然ながら、一長一短ありますね。
大事なのは、どちらでも選択できるように対応能力を身につけておくことだと感じました。
今回、キャリーバッグを使った長距離移動に成功できたことで、選択肢が広がったわけです。

台風シーズンが終われば、秋の行楽シーズン。
せっかくですから、ワンちゃんとのお出かけ、いっぱい楽しみましょう。
記事が少しでもお役に立てたら何よりです。

(文責・斎藤裕子)

注意:文中の情報は2018年9月取材した時点のものとなります。ご了承ください。

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